日本に勝利を、そして僕に6秒テイクを!

こんにちは。大阪カーリングクラブ代表の波男です。

北京オリンピックの出場権をかけたカーリング女子世界選手権が4月30日から始まりました。新型コロナウイルスの影響で一度は中止となった本大会、日程と場所を変えてカナダはカルガリーでの開催となりました。

最後まで何事もなく、無事に開催されることを祈っていたのですが、大会前にはドイツチームの選手に、そして5月2日夜には現地中継スタッフに陽性者が出て、中継が急遽中止になりました。(この記事は5月4日1時時点のものです。)

2年前、私が日本カーリング選手権大会に出場したとき、参加していた他チームからインフルエンザの感染者が出たことがありました。控室には急遽アルコール消毒液が備えられ、試合開始前と終了後に行う相手チームとの握手は自粛することになりました。インフルエンザでさえ、現場に緊張が走りましたから、今現地にいる選手やスタッフは相当な緊張感をもって、大会を進めているのではないでしょうか。

選手もスタッフもオリンピックの出場権をかけ、まさに必死に戦っている状況と言えます。本当に頭が下がります。
全ての大会関係者が無事に大会を終えられることを心よりお祈りいたします。

さて、今回日本代表として世界の強豪たちに挑んでいるのが、北海道銀行フォルティウス。そのセカンド近江谷選手は、今から10年前の2011年11月、岡山国際スケートリンクで開催されたJCAカーリングスクールに、講師として来てくださったことがあります。

バンクーバーオリンピックをきっかけにカーリングを始めた私。日本代表のサードとして出場していた近江谷選手に初めてお会いして、こんなことを感じました。

「えっ、テレビで見るよりめっちゃデカい…。」

身長160㎝、男子カーラーとしてはかなり小柄な私にとって、身長166㎝の近江谷選手はとてもとても大きく見えました。

そう、北海道銀行は国内屈指の大型チーム。特に近江谷選手・小野寺選手のスイーパーコンビはその恵まれた体格と強いフィジカルでパワフルなスイープを見せてくれます。今大会のアイスはよく曲がるアイスです。スイーパーの頑張りも試合の見どころの一つと言えます。

チーム一丸となって、この曲がるアイスを攻略できれば、オリンピック出場権を獲得できる上位6位に入ることは十分可能だと思います。

皆さま、是非日本代表を応援してくださいね。
がんばれ、日本代表!がんばれ、北海道銀行フォルティウス!

 余談ですが、10年前のJCAカーリングスクールの参加申込書が自宅に残っていまして、【習いたい項目を記載してください】の欄にこんなことを書いていました。
「・テイクのとき、あまりウェイトが出ないので、ハックのけり方など何かコツがあれば教えて頂きたいです。目標は6秒台。」
 若いですね。自分にも6秒台が投げられると信じていたあの頃(笑)
今の私のトップウェイトは8秒ジャスト…、あきらめるのも悔しいのでまだまだ精進します。
コロナが収まったら、また西日本でJCAカーリングスクールを開催してほしいですね。そして誰か私に6秒テイクを教えてください(笑)